前回、①として「これからの農業は労働時間」の記事を書きました。今回は②。
前回も触れましたが、家族経営が主ではなくなって(この主ではないというのは、家族経営を否定するわけではなく、昔は子どもたちの手伝いも当然のこととして家族経営だったものが、クラブ活動、塾など学校が終わった後に農業を手伝う子どもたちもたちもいないことが当然となった家族経営ということです)、どうしても雇用に頼る農業が増えることは明らかです。つまり、これまでの家族経営が、家族+パートという形での農業経営になることです。パートといえ、少なからず雇用が発生します。
労働時間は、労働者にとってもっとも大切なものです。いつもは桃太郎の話をしてこの流れに入るのですが、使用者がすべての労働環境を整える、そこに労働者を受け入れる、これが「雇用」という関係です。たとえ、労働者が「朝の10時から仕事を開始したい」と考えても、会社が始業時間を決めます。労働者が新しいパソコンを買ったとしても、会社で使うことはありません。基本的な作業の手順も、作業場所も、すべて使用者が整えます。そこに労働者が働くためにやってきます。働く環境を提供する使用者に対して、労働者は何を提供するのでしょうか。労働者は、「時間」を使用者に提供しているのです。労働者は、「時間」を使用者に提供し、その時間を労働にあてているのです。能力は、人それぞれ色々とあります。「時間」だけがどんな人であっても平等にあります。だから法律は時間を軸に決めているのです。
でも、農業は労働基準法において、労働時間に関する規定が適用除外となっています。適用除外になっているから、考えなくてもいい・・ということではありません。法律上、決まってないからこそ、自身で設定してしっかりと労働に対する対価を支払う義務があるのです。適用除外は、法に定める労働時間が適用されない(他にもありますが)としているだけで、働いた分の賃金を支払うことを除外しているわけではありません。もちろん、契約以上の労働に対しては支払う義務があります。
このように、適用除外だからこそ、しっかりと管理しなければならない、これが今の農業や畜産業です。これからの農業・畜産業には労働時間が大事になってきます。法で決まっていれば横並びですが、自身で決めることができるということは、やり方で隣とは違うということです。そこに、経営者の努力の違いがでてきます。
先日、豊橋駅で食べたランチがあまりにも「洋食ランチ」という感じでした。(笑)
時間は12時前。サラリーマンばかり・・ではなく、奥様、おば様、ばかりで、画像のようなフライ物のランチやオムライス・・食べてはりました。
関西とはちょっと違う・・・雰囲気でした。(笑)
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