全国農業新聞 令和2年9月25日寄稿記事
Q.水稲を主として70haほど営んでいる法人です。今年で7期目になり、正社員が5名です。地域の状況を考えるともっと大きな規模になりそうで、本屋に向かっては組織づくりや人材マネジメントなどの知識を得るための情報収集をしています。
何かアドバイスをお願いします。
A.現在7期目で正社員が5名、規模の拡大が見込まれるということで、これまでも労務管理についてはしっかりとされていることだと思います。また、規模拡大に向けて人材マネジメントの情報収集をされているとのこと、素晴らしいことです。
現在、様々な経営塾や経営者向けの研修が盛んですが、「組織づくり」や「人材マネジメント」の言葉もよく目につきます。これからの農業には「人材」は欠かせませんので、本当に良いことだと思ってはいますが、一抹の不安も感じています。
「人材マネジメント」の「マネジメント」の語源をご存知でしょうか。「manege」の語源は、イタリア語の「manus」(「手で扱う」「馬を馴らす」)というものです。「馬を馴らす」その昔、馬というのは非常に貴重なものでした。馬を雑多に扱うのではなく、信頼関係を構築して、馬に行きたいところに連れて行ってもらう。これがマネジメントの語源です。
そのことを考えると、人材マネジメントも、まずは信頼関係の構築が大事、信頼関係なしにマネジメントはできません。信頼構築の基礎となる労務管理をしっかりと行うことが、大前提となります。つまり、労働時間、休憩、休日、有給休暇、育児・介護休業など法律で決まっている基本的な労働条件はもちろん、契約の中で決めたことはしっかりと実践する。
例えば、月給の場合、所定労働時間をしっかりと決めていますか。また、所定労働時間を超えれば、残業代を支払っていますか。10日以上有給休暇が付与される労働者については、確実に5日間の有給休暇を取得させていますか。
法律や契約での約束をしっかりと実践することなく、信頼関係なんて築けません。人材マネジメントを取り入れる条件として、基本的な労務管理をしっかりと行っていること、その上に人事管理、人材マネジメントがあることを認識の上、取り組む必要があります。
*見てください、このみず菜。
決してブログ用に盛ったものではありません。
みず菜の鍋にはこんだけ盛って食べてたんです、私が物心つく前から。
今はサラダ用になりましたが、炊いて食べるには路地栽培の大株のみず菜が最高です。
これは数年前の画像ですが、今年も寒くなりだしたら、こうやってみず菜たんまりで鍋を囲みたい。。
11月末にならないと大株はでないか。。
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