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  • 執筆者の写真將詞 橋本

休ませるのも経営者の仕事のうち

全国農業新聞 令和2年8月最終週寄稿記事


Q.父から受け継ぎ、私と妻、3年目と2年目の正社員2名とパート作業員として常時2名~5名程度雇用しています。熱中症対策として休憩や早めに終えるということを促しても、「まだ大丈夫です・・」と言って、聞いてくれません。本人が大丈夫と言っているのですが、休憩など小まめに必要ですか?また、どのようにすればいいでしょうか。


A.温暖化の影響か、例年暑い夏となってます。今年は3月でも真夏日があったようで、熱中症対策は、農業にとって必須となっています。しかも新型コロナ対策でマスクの着用が実質任意となっており、マスクの着用を続ける方もおられるはずです。熱中症対策と併せて作業環境を整えることは、経営者の責務としては非常に大事です。


 今回のご相談の件にかかわらず、農業経営者に従業員に「もう少し休憩(休み)をとらせたほうがよいのでは」と指摘すると「休めと言っているのに休まない」という答えをされる場合があります。従業員にとっては労働時間=賃金なので、少しでも働きたいという意識がありますし、現実に業務を終えることができないということもありえるでしょう。



 ですが、「休めと言っても休まない。(結果業務を続けている)」ということは、休まずに働き続けることを認めていることに他なりません。


 もちろん、その時間は、従業員にとって労働時間となる一方、経営者は従業員に対して安全配慮義務を負っている時間であることを忘れてはいけません。休憩をとらないと言っても、休憩をとるような職場環境を作り上げるのは経営者の役目です。しっかりと、「休憩の時間ですので休んでください。」といって休ませる。業務が終わらないのであれば業務そのものを見直す必要があります。というのも、従業員への安全配慮義務を履行するためにはどれだけ予防するかにかかっています。


 その意味でも、職場のルールとして休憩時間をしっかりととるように指導しましょう。


 また、正社員が2名おられるとのことで、その二人に熱中症の知識を学んでいただき、作業環境を整えることが大事であることを認識させ、パートの作業に注意を払ってもらうことで安全管理に配慮する目(管理)を多くしましょう。また、休憩時間を意識させるために、  休憩時間になると特定の音楽が流し、音楽が流れる間は全員作業を中断し、水分を補給するというルールを作るというのはいかがでしょうか。




 

 事務所にもってきたものの、ほぼ触らず。。


何も考えずに、酒飲みながら、ギター触ってたい。。。(笑)


 R&R またやりたいですな。


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