昨年度末に受講した「農作業安全に関する指導者向け研修」の受講証明が届きました。
受講したので、どうなる・・・ということではありませんが、ただ、農業に特化した社労士として活動を始めてから、一貫してもっていた危機感の最前列にあるものが農作業中の安全に関する取り組みでした。
ご存じのように、農作業中の事故に関しては、ここ数年減少しているものの、まだまだ多いと言わざるを得ません。今、現役で農作業されている方がどうこうということではなく、私が懸念しているのは、そこに「雇用」が発生しているからです。
これまで、家族経営であって、両親の背中をみて育ってこられた経営者であれば、それなりに農業の経験もお持ちです。でも、雇用される方の多くは農家出身ではありません。農業の暮らしに不慣れな方も、機械そのものも初めて触れられる方は多いはず。そこに会社としてどのような安全研修をされているのでしょうか。
会社として、そこに力をそそいでも、求職者が増えるわけでもありません。売り上げがあがるわけでもありません。ただ、「ケガのないように安心して働ける環境」を整えるとともに、農業界全体に労働者を定着させるためとして必要です。
今の労働者安全衛生法で農業機械がしっかりと規定されているかというとそうではありません。だから会社として取り組まなくていい・・・そんなことではありません。
農業の安全管理体制を構築されるのは、現に経営されている皆様です。
ぜひ、ご相談ください。
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