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  • 執筆者の写真將詞 橋本

社員がいきなり金髪に (農業労務Q&A ⑤)

全国農業新聞 令和元年8月23日付 寄稿記事



Q.家族経営から5年前に法人化しました。社長は親父です。ここ数年で従業員(アルバイト含めて)6名の体制となりました。ある日、20代の従業員が髪を金髪にして出社してきました。私は何とも思わないのですが、父親が昔気質の人間で、金色の髪の毛を許そうとしません。今回は従業員が折れて髪を染め直してきましたが、今後の対策として何かすべきでしょうか。



 

A.従業員はあくまでも他人、会社も人数が増えると色々な考えをもった人が集まります。

まずは、採用時にしっかりと自社のルールや取り決めを説明しておくことが必要です。


その第一歩として労働基準法では労働条件の明示をする義務を設けていますが、そこに「金髪はいけない」というような細かい項目を書けるかというと難しいでしょう。労働条件通知とは別に「就業にあたって」といった職場のルールを事前に知らせるという方法もあります。


実際の問題として、農業法人の従業員もこれからは農作業に従事するだけではなく、営業活動や商談、催事への出展も業務の一つになりつつあることを考えると、会社としてのブランドイメージを保つという意味で、一定のルールは作成することが可能です。(ただし、髪の色や服装などを企業秩序の下に無制限に労働者の自由を制限できるかといえばそうではありません。この辺りは難しいところです。)


 要するに、会社として守ってもらいたいルールや規定に関してはしっかりと決めておくこと、それを就業規則という形で規定化しておくこと、さらに採用時に示すなど説明しておくことが大事です。


 就業規則は常時10名以上いると作成と届出が義務付けられていますが、質問のように10名に満たない事業所であっても、職場のルールはあるはずですし、ルールをしっかりと作っておいてそこに労働者を迎え入れるほうがミスマッチもおこりません。また、作成したルールは従業員を縛るものではありますが、同時に経営者も守らなくてはならないことをしっかりと理解しておいてください。もちろん、就業規則に規定された労働時間、休日、休憩や有給休暇など経営者には経営者に与えられたルールがあり、守らなくてはならないこともしっかりと憶えておく必要があります。






*実際に私とお会いした方は以外に思われるかもわかりませんが、酒を飲むと止まらない私ですが、コーヒーではなく、たまにお茶たてて飲むことがあります。作法は無しです。お客さんのところにいくと、たまにだしてくださるところがあり、それが妙に恰好よく、単なる真似です。

 でも、これが案外はまります。お湯を注いだ時の香りと、茶筅を動かくあの動作、いつもは使わない筋肉を使うのか、ちょっと優雅な心持ちになります。そして、茶を含んだときのちょっとした苦さ、茶道をされている方にとっては「?」かもわかりませんが、これはこれで、我流で楽しむなら十分かと。












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